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ヌカエビ(ヌマエビ北部-中部群)の模様の特徴

強い印象を与えるような目立った模様があまりなく、
ほとんどが薄茶色に近いようなヌマエビ北部-中部群(旧ヌカエビ・旧ヌマエビ大卵型)。
そんな彼らの体側に、なんとか見分けに使えそうな模様の特徴を探してみました。

1.ヌカエビ(ヌマエビ北部-中部群)の模様写真集 その一

2.ヌカエビ(ヌマエビ北部-中部群)の模様写真集 その二

3.ヌカエビ(ヌマエビ北部-中部群)の模様写真集 その三

4.ヌマエビ北部-中部群・リンク集

5.おまけ写真


この地味なエビが、模様だけで種名に辿り着けるかどうかの試みです。
ただ、ミゾレヌマエビやヌマエビ南部群のような降海型ではなく、
陸封された淡水繁殖種ですから、
生息する各地域で、若干の模様の違いがある事は予想できます。
一応参考にはなるレベルとは思いますが、
紹介した模様の形以外だからといって、即、別の種類という事ではありません。
同地域でも、ほとんど模様らしいものが見えない個体から真っ黒に近い個体まで、
模様の濃淡の段階は様々です。
ただ、模様が形作る図形自体には大きな違いがありません。
目の開き角度や、目の離れ具合、卵の大きさ、眼上棘・前側角部棘の有無などでの
総合的な判断にプラスすると極めて有効と思います。

エビギャラリーのヌカエビの項目を見ても、
模様の薄い個体から、濃い個体までが存在しています。
大型個体の抱卵メス、あるいは模様の濃い個体では、きわめて有効な判断材料になると思います。
雄や若エビではやや参考にし難いですが、模様の傾向が変わるわけではなく、
単純に色素胞の数や色の濃さ自体が薄いだけです。

2007/11/24


この模様。最近では極めて重宝しています。

参照⇒【ヌカエビの模様は、北斎の『波裏富士』up!
最近では、かなりの決め手に成っています。
この独特の模様は、他の種類には見られません。
種類判別の大きな手掛かりになります。
活用してみる事をお薦めします。


2009/06/08 更新


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