クリスタルレッドシュリンプ(CRS)ギャラリー01



クリスタルレッドシュリンプ(レッドビーシュリンプ)は、
ヤマト、ヌカ、ミナミなど日本に生息する「モエビ」タイプとは生活スタイルが異なり、底生傾向が強いエビです。
底面に餌が豊富な場合は水草に上がることは少ない為、苔取り用には向いていません。
顎肢での小石の扱いに長け、ソイルの粒を器用にくるくる回して、
その表面の微小ベントス類、インフゾリア類を摘み取って食べいるようです。
たとえ黒い水槽であっても、隅にソイルを少量敷くと、
ソイル以外の部分に行かなくなるほど、底床が好きです。

赤白クッキリな個体。後に雄であることが判明。
さすがは改良品種。水槽内で強烈に目立ちます。
この個体には尾扇の付け根付近に4本目の白線がありません。
肢が短いので、水草を歩くのはやや苦手ですが、流木は好きで、
表や裏を走り回って追いかけっこしています。
体は重く、ホバーリング能力もあまり高くないので、
ヌカエビのようなエビ独特の「浮遊感」はあまり感じられないエビです。

やや露出オーバーですが、実際綺麗な個体でした。
見事に色分けされた赤と白、尻尾の先の印象的な四つの白点など、
造形的にもたいへん優れたエビです。
エビといえば苔取りか、魚と混泳させるマスコット的な位置付けでしたが、
主役を取れるだけの十分な魅力があります。


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