CRS(クリスタルレッドシュリンプ)ギャラリー05

受精嚢


甲羅の白い模様とは違う、乳白色の▲の部分です。
水草に逆さにつかまって休んでいる交接直後の雌です。交接にかかる時間は僅か2、3秒でした。
頭胸甲の側面から透けて見える白い三角形のものが受精嚢と思われます(ちなみに、貯精嚢は雄の器官)。
一匹の雄と交接したのみで受精嚢は満タンになってしまうように見えます。(参考⇒CRSの交尾

こちらの写真の方が、▲が良く見えますね。
ヌマエビ類の交接は脱皮直後の雌に雄が背後から抱きつき、水底で腹側を合わせるようにして行なわれます。
雌が容易に受け入れるのは一匹目の雄のみで、あとは雄が近付くと飛び跳ねて逃げ回るだけでした。
こうして探索能力、遊泳能力の優れた雄のDNAのみが子孫に反映されるのかもしれません。

白い部分の伸びはないですが
今、脱皮したばかりの♀(突然の出来事に備えてガラスは磨いておかないと・・・)。
♂の精包が白くさせているものと思っていた三角部分は、交接していなくても、小さいながら見られました。
上の写真ほどの白の伸びや満タン感はありませんが。いったい何が白くさせているのでしょう?

参照⇒【ビーシュリンプの脱皮


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