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ヒラテテナガエビ
肝上棘



大きくなるにつれて、態度が大きくなってきたヒラテテナガエビです。
小さな時から機敏で、やんちゃ。
とても動きの面白いエビでしたが、
最近は、自分の体格にも自信を持って来ているようで、
水槽の前に手を持って行ったりすると瞬間的に跳びついてきます。
その動きの速さは、魚あたりでも不用意に近付いた場合には避け切れないかも
しれないほどの突進力です。
傷を付けようとか、闘おうとかいう事ではなく、瞬間的な突進で「脅かす」という
ことで自分のテリトリーから排除しようとしているようです。

相変わらず糞一つ転がっていない綺麗な床を維持しています。
他水槽でコケだらけになってしまったボルビティス玉を入れて置いた所、
長い時間をかけて綺麗にコケを無くし、
バラバラに株分けまでしてくれました。
(尤も、根っこもきれいに無くなっていますが)


そのヒラテテナガエビに肝上棘を探してみました。
眼の下、ぼけた第二触角鞭状部のすぐ下にあるのが触角上棘だと思います。
これはかなり長い棘です。
その後方少し下に小さな棘が生えています。
これが肝上棘と思います。
鰓前棘はありません。
(関係ないですが、やはり眼の中の黒い「瞳孔?」が四角です)


どちらも前向きのかなり鋭い棘です。

 

2007/07/23

 

参照⇒【テナガエビの肝上棘(横から見た場合)】

参照⇒【テナガエビの肝上棘(上から見た場合)

鰓前棘に要注意!
よく、スジエビとテナガエビの違いとして、
“テナガエビには肝上棘があり、スジエビには肝上棘が無い”
と書かれているのを見掛けますが、
“スジエビには肝上棘の代わりに、すぐそばに鰓前棘が生えている”
ということわり書きが書かれているのは少ないです。
この棘の有無で見分けようとする場合は、
両方の棘の位置を正確に暗記してから挑まないと誤認の嵐になりそうです。
参照⇒【スジエビの鰓前棘
似たような位置に似たような棘が生えています。
上や下から見ただけではほとんど同じ棘でしょう。
(よほど詳しくない限りは見分けに使わないほうが賢明と思います)

 

 

おすすめリンク

川エビ雑話
http://www.geocities.co.jp/Outdoors/7766/kawaebi/kawaebizatuwa.html

エビの瞳は四角だった
http://www.johf.com/logs/20061113a.html

http://members.jcom.home.ne.jp/k-kawashima/message20.htm
複眼の顕微鏡写真

http://gisu.exblog.jp/2640264/
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