2〜3cmのヒラテテナガエビの手には黄色い手袋がはめてあるかのようでカワイイです。
透明度の高い体なので、ここだけが目立ちます。
黄色い二つの「Y」がぴょこぴょこと動いています。
ストロボを使うと、透明な体が白く写ってしまうのでちょっと残念。
子エビでも黄色味が強い個体と、それほどでもない個体もあるようですが、
この個体はかなり黄色味が強い方です。
黄色いだけと思っていたハサミですが、こうして大きくして見ると、
黄色いのは関節の部分で、その間は白いようです。
ハサミ脚だけでなく、各歩脚も関節の黄色が目立ちます。
テナガエビ科の4種類、
●スジエビ
●テナガエビ
●ミナミテナガエビ
●ヒラテテナガエビ(別名やまとてながえび)
は、全て、スジエビサイズの時期には手脚の関節が黄色(〜橙色)です。
こんな成長段階では、胸の横に三本程度の平行な横筋が入ります。
(もっと小さな頃は、この三本線もありません)
この模様があれば、「m」模様のテナガエビとミナミテナガエビとの見分けは簡単ですし、
「逆さハの字」あるいは漢字の「凶」のような模様のスジエビとも識別は容易です。
参照⇒【“スジエビ”の範囲】
参照⇒【透明なエビ達】
ヒラテテナガエビは、胸脚が脱落すると、両手の長さが不揃いのまま成長するので、
この個体にはぜひとも揃ったまま成長してみて欲しいですが、
とくに重大な要因が無くとも落ちてしまうことがあるので、
うまく揃ったまま成長するかは分かりません。
参照⇒【ヒラテテナガエビの子供】
この個体も手が黄色。ですが白い部分が透明なので、手袋の様には見えません。
参照⇒【ヒラテテナガエビの飼育四年半個体】
2009/06/21 岩
2009/06/27 写真追加