「ワンバウンド模様」がくっきりしている個体。
ハサミ状になっている第一・第二胸脚、そして、その後ろの第三、第四、第五胸脚、
いずれにも外肢はありません。
第五胸脚から生えているかのように見える外肢が見えます。
これは第一腹肢の外肢が腹節の中から飛び出しているだけですが、
その様子が分かりました。↓
腹節が透明な個体を横から見たものです。
解像度があまりよろしくないのですが、
第一腹肢から歩脚の上にまで、腹肢の外肢が伸びています。
↓下の写真に白く囲った部分です。
直角に曲がった第一腹肢。その先端が、
頭胸甲の脇、第五胸脚付近に突き出ています。
◆比較参照◆ ヌマエビ(ヌマエビ南部群=ヌマエビ小卵型)の外肢
“販売名のミゾレヌマエビ”=ヌマエビ南部群=ヌマエビ小卵型。
一番左の歩脚の上にある外肢は、
第一腹肢の外肢で間違いないと思います。
ミゾレヌマエビやヌマエビ南部群に限らず、
この外肢は、似たような場所に突き出ている事が多そうに思います。
◆おすすめ参照リンク!
http://www.interq.or.jp/jazz/rhinoda/aqua/ebi5.html
ヌマエビ南部群の外肢。
標本にハッキリと見えます。
http://www.interq.or.jp/jazz/rhinoda/aqua/ebi6.html
奄美産のヌマエビ南部群の外肢の写真。
琉球列島付近の南部群は、本土のものとは若干遺伝子的な違いがあるそうですが、
ヌマエビ属の特徴である外肢は鮮明にあります。
第一腹肢の外肢の長さが長いのも写っています。
参照⇒【二種類あるミゾレヌマエビ】
まさか、おなじみのミゾレヌマエビが偽物だったとは。
参照⇒【新しくなったヌマエビ属の分類】
ヌマエビ小卵型、ヌカエビ、ヌマエビ大卵型のスッタモンダ。
参照⇒【ミゾレヌマエビとヌマエビ南部群の見分け方】
見分けるのは簡単です。
参照⇒【ヌカエビの眼上棘】
ヌマエビ属に特有の棘。
参照⇒【ヌカエビの外肢】
ヌマエビ属ヌカエビの外肢は、すぐに見付かります。
第一腹肢の外肢と思われる、腹節からの飛び出しもあります。
2008/02/25 岩
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