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広義の“ミナミヌマエビ”の模様の特徴
レッドチェリーシュリンプの
模様の特徴 その一


台湾原産といわれるレッドチェリーシュリンプの模様の特徴を見てみます。
“ミナミヌマエビ”として観賞魚店で購入したエビと、
ほとんど一緒の模様と、模様の変遷を見る事が出来ます。
そちらの特徴の説明を読んで頂いておくと説明が分かり易いと思います。
“ミナミヌマエビ”として観賞魚店で購入したエビの模様の特徴は⇒こちら

これは若い個体です。
白い高輝度の点を囲むような形で色が抜けています。
耳のような形の色抜けと、
その下にある白赤白のセット。
そして頭胸甲後端の白赤白のセットがよく目立ちます。
色の抜けている隙間部分がかなり広いです。


逆光の写真で、高輝度の白点が見えませんが、
模様の特徴は良く出ています。
概ね、このような3つの部分に分けて考えると模様が把握し易いです。
●耳型の色抜けが後方から下側まで濃い模様に囲まれているのも“ミナミ”と一緒です。
このおかげでこの白い抜けの部分が良く目立ちます。
この模様は、真っ赤になって白い部分が埋まっていく過程でも最後までまず残っています。
●その耳型の“抜け”の下にある白赤白の横並び。
この部分にある白い模様は、最も消え易い、あるいは最も個性が反映される部分です。
中心の大きく濃い部分は、それほど大きな違いはありませんが、
左右の白い抜けの部分は、必ずしもこの写真のように、きっちりしていません。
あくまでも、この写真は基準にするのに良いのでは?という程度です。
●頭胸甲の後端の模様は、どの個体でも大きな違いは見られません。
上から白、赤、白と積まれた三段の模様はよく目立ちます。
白く太い横線には高輝度の白点が入り、それが大型化した個体でも残ります。
その下の中心的な赤い濃い模様もしっかりしています。
その下側に添えられた白い線は、個体によっては薄かったり、途切れたりはしています。
大型個体では消える傾向にあるのは“ミナミヌマエビ”と一緒ですが、
若い個体ではこのくらいにハッキリしています。


壮年といったところでしょうか。
耳型の抜けと頭胸甲後端の模様は特徴通りですが、
耳型の抜けの下にある模様のセットの左右の白色部分は4つの斑点に分かれています。


こちらは背中にやや明色の線が入って来た個体。
模様の状態は似ています。
耳状の形に抜けた部分、頭胸甲の後部の白い粒がいっぱい入った線。
その線の下の、べっとりとした濃い部分。
耳の下の赤いべっとり部分ははっきりしていますが、
それを囲む白い部分は細かく分かれています。

 

2008/04/03 


老齢なレッドチェリーシュリンプの模様へ続く

 


 


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