えびギャラリー目次に戻る

レッドチェリーシュリンプ06
繁殖


ストロボを使わなければ結構赤い
お店で見るレッドチェリーシュリンプには色柄に2種類あるような気がします。
一つはこの写真のタイプ。赤味が強く、最終的には煉瓦色になる種類。
もう一つはやや紫色を帯びて、白点が無数に散りばめられた種類です。
同種なのでしょうけれども、気になる存在です。

レッドチェリーシュリンプは海外ではNeocaridina denticulata sinensis var. red
台湾産シナヌマエビの赤色変異となっています。
昨今各地で定着が報告されているというシナヌマエビと同じ学名の種類の様です。
CRSと黒BEEの関係と同じなのかもしれません。

似た種類にストロベリーレッドシュリンプという新顔もあるようです。
ウェブ上の写真を見た限りだと、チェリーが表面的な部分が赤いのに比べ、ストロベリーは全体に薄赤く、
赤さの層が違う感じがします。色素胞の担う階層が違うといった感じ。
額角が短くて柄部の半分にも達しないようなので、
日本産ミナミヌマエビやレッドチェリーとはまた違った系統を元にしている印象を受けます。

ももんが奮闘記
http://blog.onelove.fakefur.jp/
苺エビや、その他いろんな生き物、釣りなどのブログ。
ストロベリーは雌に偏った販売ではなさそう。

寿命が短いので、真っ赤な大型個体は得ではないです
36cm富士砂底面濾過水槽。
一匹の抱卵雌から運良く22匹の雄と18匹の雌が育ち、
約一年で数え切れないほどに殖えました。
市場には雄の数が少ないようですが、孵化する率に雌雄差は感じられません。
このエビ、特に巨大化もせず、寿命も短い様です。
雌は赤が濃くなって、煉瓦色になった「見頃」の頃にはすぐ寿命が尽きてしまいます。
雄も小さいままで死んで行ってしまい、巨大な真っ赤な雄には出会えていません。
世代交代のサイクルが非常に早いエビです。

触角の発達が良いから?かは分かりませんが、
けっこう水質の悪化や変化には敏感で、水換えを怠ったり、いいかげんな注水をすると、
しばしば集団で水槽の壁面に沿った移動を起こしています。
(敏感なだけで、それで死ぬほど弱い訳ではないですが)
そのぶん餌への反応も非常に早いので、餌やりの楽しさは大きいです。
マツモびっしりの水面へフレークなどを給餌すると、
底面の汚れを軽減できます。

高温には非常に強く、32℃くらいになってもなんら行動に変化もなく爆殖を続けます。
逆に低温はやや苦手で、15℃を割ってくると餌食いが落ち、ちょっとフラフラ。
寿命ほどに大きくない個体でも死んでしまう個体がちらほら出て来ました。
低温になって即死するほどではありませんが、
寿命も短いですし、高温で活発な動きをしているエビなので、
ヒーターは入れた方が観賞面からも良いかもしれません。

 

2006/02/23

 


 


えびギャラリー目次に戻る

 

inserted by FC2 system