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レッドチェリーシュリンプ
背中が白くなった雌達



日の光を一年中浴びせている水槽に発生している、背中が白いレッドチェリーのメス達です。
植物育成管程度の光の下ではあまり見られなかった配色に変貌しています。
大きめのメス達ではありますが、巨大というほどではありません。


“しっぽ”の部分の半分が白くなっています。
“ミナミヌマエビ”という販売名で購入したシナヌマエビの仲間も、
大型個体では似たような模様になって行きましたが、
ここまで下方への広がりは大きくありませんでした。参照⇒【シナヌマエビ大型個体の色彩
上側の個体は、第二触角と第二触角鱗片の部分だけ赤色が乗っていません。
この部分のみが透明な個体が結構居ます。


尾扇が真っ白で良く目立ちます。
上から見ると、額角(眼と眼の間にある前向きの棘)が、
第一触角柄部(顔の前にある二本の太いツノ)の先端に届いていないのも良く分かります。
(ミナミヌマエビではない証)
シナヌマエビだと、やや大型の魚と飼育した場合に
黒化して背中が白くなるという変化を見せましたが、
この水槽には魚は一切入っていません。参照⇒【シナヌマエビの黒化実験


特に“イチゴミルク”の広がりが激しい個体。
全体の半分以上に達するほどの面積です。
赤色も相当に濃いので境目も鮮明です。
在来種のミナミヌマエビにも、こういう明色の広がりの報告は見た事がないので、
台湾産のこの系統独特なのかもしれません。
若い時期のシマシマ模様熟年時期の真っ赤っか
そして白化してきたツートン柄と、
別種とも思えるほどの色違いを楽しめるエビです。

 

2007/01/10

 


 


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