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レッドチェリーシュリンプ 〜抱卵〜



緑色の卵を抱いている若い雌。
若い雌は体の赤い模様が全体に広がっていないものが多いです。
隙間の部分には白い点が散在しています。
CRSと同様に、白い色素と赤い色素は仲が悪そうで、
白い点を遠巻きに赤い模様が入っています。

卵の色には二色あり、背中の卵巣の時から、既に緑色の場合もあります。
餌の種類なのか、水質なのか・・・
餌を多く与えるようになった個体数の多い状態だと緑色が多い気がしますが
具体的な追究は行なっていないので良く分かりません。


やや赤味の強くなった個体。
雌は成長するにしたがって、赤い部分が増えていきます。
白い点が入った隙間部分は大分縮小されています。
赤い体に黄色い卵のコントラストは観賞価値が高いので、
できれば黄色の卵を産んで欲しいと思ってしまいます。


卵が黄色いということもあるのでしょうけれど、
レッドチェリーシュリンプの卵は、他の大卵型のエビよりも大きいような気がします。


レッドチェリーシュリンプは1.5cmあまりでも卵を産んでしまう個体も多いです。
体の大きさに不釣合いなほどの大きな卵を重そうに持ち歩いている小さな母エビをよく見ます。
以前、CRSの稚エビに、通常よりもサイズが大きいものを発見し、
母エビが大きければ卵サイズも大きくなる場合もあるかも」と思ったことがありましたが、
こういうヤングママさん達を見ると、その考えは否定されそうです。
実際、産道や産卵口の大きさは、卵のサイズを圧迫する事はなさそうで、
CRSの産卵シーンを観察した限りでは、卵は非常に伸びて産道を通っていました。
どんな産道の太さ、産卵口の大きさでも平気で通ってしまうでしょう。
つまり、卵の柔軟性を考えれば、体が小さくとも大きな卵はいつでも産める訳です。
それをしないという事は、体のサイズに関わらず、卵のサイズは同じと考えて良さそうです。
(個体ごとの差はあるかもしれませんが)

2006/04/21


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