ベアタンクとキョーリンのザリガニの餌さえあれば、
ロックシュリンプの抱卵姿に出会うのは、たやすい事と思います。
しかし、延べ20回近くは孵出されているはずのゾエアには、とんと御目に掛かれないなと思い、
小型プラナリア退治用に入れていたピグミー、クローキング両グラミーを取り出したところ、
あちこちでピョコピョコ泳いでいるのが確認できるようになりました。
すべて彼等の「おやつ」になってしまっていた様です。
明るい部分に集結してしまうので、捕食も簡単そうです。
こちらのサイトにゾエアの大きめの写真があります。
【 little circus AQUARIUM
】http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Shiro/4221/
⇒「ロック繁殖?」
※汽水二週間で消滅とか。前途多難か?
親エビの右上に写っている、ゴミのような4つの点の連なりがゾエア。
ケンミジンコよりは長いです。3mmちょっと欠けるくらいはあります。
ここまで小さいとプランクトン専食と言われる^^;ロックシュリンプの親に食べられてしまいそうですが、
相当にすばしっこい動きをしますので、呑気な親に捕まることはなさそうです。
※追記(2004・11・20)
と、記しましたが、水槽が小さく、水の流れ(水槽内での循環・回転)が早いと、
親の“おいでおいで採餌行動”が促進され、ゾエアが親エビのチューリップに入る確率も増え、
ゾエアが捕食され激減するようです。
(新たに孵出されたゾエアがほぼ親の御腹に入った模様。洗濯機のゴミ取りネット状態)
ゾエアが孵化したら、浮草・水草を多めに利用するなどして、極力水流を抑え(濾過循環の水量は抑えません)、
親エビには餌を拾う方法での採餌に専念してもらった方が良さそうです。
故意ではないにしろ、相当な数の子殺しをさせる事になります。
親エビとの大きさの差はすごい。間違いなくゾエア期間9期くらいありそうです。
面白いのが、泳ぐ方向に尻尾を先頭にして進む事。
常に完璧な逆立ちで過ごすので、重力に対抗するには、この方が都合が良いのかもしれません。
ロックシュリンプはゾエアを一斉に孵出させることはないようです。
毎日毎日、少しずつ孵化して泳ぎ出すようで、
ゾエアの姿は数日間見られます。
【CRYSTAL RED】http://www.japan-net.ne.jp/next/red.html
⇒「他種の海老の水槽内飼育について」
※ヌマエビ類の繁殖について多数の情報があります。
ヌカエビの繁殖と同じ方法でOKなら、手間がいらず良いと思いましたが、
そう甘くはありませんでした。淡水では成長や脱皮が不可能にみえます。
70%汽水に入れたところ、一週間ほどの存命が確認され、
一回り大きくなっていましたが、その後、揃って忽然と消えました。
同じ水槽にゾエアを何度放しても、一日で消滅するようになりました。
得体の知れない海藻が生えた透明でいい感じの水槽ですが、
ゾエア達の御気に召さないようです。(前途多難)
ヤマトヌマエビの繁殖に成功されている方なら、
ロックシュリンプのゾエアの育成は簡単なのかもしれないですね。
ぜひぜひ挑戦してみて下さい。
小卵多産型エビ繁殖の参考サイト
【BREEDING LIFE】http://stay0329.fc2web.com/
ヤマトヌマエビ、ミゾレヌマエビ(本物)の繁殖に多数回成功中。
【えび道】http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/7630/
⇒「ヤマトヌマエビ繁殖法」
【水際喫茶室】http://osampo1.hp.infoseek.co.jp/
⇒「ヤマトヌマエビ等小卵型種の幼生飼育実験の方法」
⇒「趣味での小卵型種の幼生飼育成功例」
【CRYSTAL RED】http://www.japan-net.ne.jp/next/red.html
⇒「ヤマトヌマエビ繁殖成功情報」
【水産無脊椎動物学研究室】http://www2.fish-u.ac.jp/LAIZ/
⇒Q ヤマトヌマエビを人工繁殖させる方法を教えてください。
http://www2.fish-u.ac.jp/LAIZ/faq.html
2004/11/14 岩
2004/11/20 追記
2004/12/22 更新
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