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市販“ミナミヌマエビ”の子孫とレッドチェリーシュリンプとの雑種〜01


熱帯魚店で購入した11匹の“ミナミヌマエビ”には、日本産の本当のミナミヌマエビの他に、
中国産、台湾産のシナヌマエビや、韓国産のコウライヌマエビなどが同数くらい入っていたようで、
我が家の“ミナミ”は、額角は短いが前側角部に棘があるという状態です。⇒【
額角と前側角部の拡大写真
(おそらくシナヌマエビとミナミヌマエビの雑種だろうと思っていますので、以下“シナミヌマエビ”などと呼んだりします)
店頭では純粋なもの同士が袋詰めされたのかもしれませんが、
混ざり続けた現在では、様々な形質の個体が見られます。
そんな雑種に、さらにレッドチェリーシュリンプを交配して生まれたのが以下の写真のエビ。
レッドチェリーシュリンプは海外サイトの学名の記述からすれば、「シナヌマエビ・レッド」ですから、
シナヌマエビの血が濃いと思われる我が家の“ミナミ”と交雑するのは容易だったようです。

交雑するまでの過程はこちら⇒【
“ミナミヌマエビ”とレッドチェリーシュリンプの交雑実験


左奥に居る大きな個体が市販ミナミヌマエビの子孫である“シナミ”の雌。
手前にたくさん居るのがそれとレッドチェリーを交配して生まれた“シナミチェリー”。
レッドチェリー特有の「赤」は劣性の様で、ぱっと見た限り、まったく見当たりません。
今までの“ミナミ”の子となんら変わりない色の仔エビばかりです。
黒ビーシュリンプと赤ビーシュリンプの関係と同じと考えて良い可能性が高いです。


餌も良く食べ、成長も早い。
全体的に顔つきや胸回りが丸い印象です。


大きなエビは交雑に使った雌親。
仔エビには腰の部分に「ハの字」模様も見えます。
間違いなく父エビはレッドチェリーシュリンプなのですが、
ふつう〜に、“ミナミ”にしか見えない子供達です。

参照ページ⇒【本当にミナミヌマエビ?

 

2006・04・22 


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