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付着生物に覆われたテナガエビ
春の光景



ようやくテナガエビが活動し始めた春頃の写真。
越冬場所で、水温が低い時期には、一回も脱皮をしなかったことが想像できます。
体の掃除もしないで、ひたすら低温に耐えていたのでしょうか。


こちらの方も、なかなか斬新なヘアスタイルです。
手前に小さなテナガエビの個体が居ますので分かると思いますが、
小型の個体ではありません。
成体のまま冬を越しています。
大きな釣り頃サイズの雄も居ました。
一年で死んでしまうエビではないのは間違いないです。
逆に、3cmに満たない子テナガも居ました。
3年以上生きて、前年の初夏生まれ、秋生まれが色々と混ざって、
テナガエビの社会が形成されているように思えます。


おもしろい事に、目玉には生えないようです。
殻とは違ったコーティングがされているのかもしれません。


不恰好にも程がある感じです。
左の後ろ足での掃除が功を奏しているのでしょうか。
きちんとそこだけ擦り取られています。


毛を刈られたプードルのようです。
毛のない部分がむしろ痛々しく見えるから不思議です。
そっちが本当の肌なのですが。


ムートンタッチ


ハイタッチ


蓑亀ならぬ、蓑蝦ですね。
長寿を感じて縁起が良さそうですが、
残念ながら、一回の脱皮で、ただのテナガエビになっていました。
(ぬいぐるみみたいで、ちょっと可愛かったですが)
冬眠中に伸びて行き、活動しはじめて最初の脱皮をするまでの、
ほんの一瞬の光景のようです。

 

2010/06/11


 


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