1.まずは、写真をたくさん見ることです。⇒【見分けお勧めサイト】
テナガエビ科・・・4種類。ヌマエビ科・・・7種類。これだけしか居ませんので、
見飽きるほど見比べて、全く違うものから除外して行くだけで、目的のエビに辿り着けると思います。
全体的な形と共に『胸の横の模様』をよく見ることが大事です。
2.⇒【テナガエビ各種・スジエビ・ヌマエビ類】を分けます。
採集したら、とりあえず3つに分けておくと安心。
魚もエビも食べてしまうテナガエビ、小魚や脱皮したヌマエビ類には危険なスジエビ、
そして、共食いや攻撃とは無縁なヌマエビの仲間。
ハサミ脚の長さで簡単に判断できます。
3.ほぼ種類の見当が付いたら、ヌマエビ類については特に
『眼の角度』と『外肢の確認』をします。
これをしておかないと、「勝手な思い込み」の範囲になってしまう確率が高くなります。
ルーペやマクロ撮影くらいは必要かもしれませんが、
これをしているかしていないかでは、確度に大きな差が生じます。
4.⇒【基礎的部分と注意点】
この淡水エビの世界は、実物を見つつ勉強しないと、
「模様は使えない」とか、「額角でしか不可能」などの、およそ有害な因習ばかりが頭に詰まって、
肝心の生きたエビ自体を見ても、種名が分からない「エビ認知症」になってしまうことが多いようです。
生きたエビの種類を見分ける事と、顕微鏡を使う白化死骸の比較『同定』の混同が酷く、
一般市民が本来持っている自然な識別眼を大幅に破壊されています。
「自分の目を信じる」事が一番重要です。
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2008/10/31〜