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透明で、腰が曲がっていて、眼が飛び出しているエビ達

本土産の淡水エビ12種類中、該当する7種類の写真を並べてみました。

ストロボで乱反射して、内部がやや白く写っているものもありますが、本当はもっと透明です。
透明度の強弱や、腰の曲がりの強弱では、相当に識別は難しいと思います。

ヒラテテナガエビ〇
ミナミテナガエビ〇
テナガエビ〇
スジエビ〇
ヌマエビ〇
ヌカエビ〇
ヤマトヌマエビ×
トゲナシヌマエビ×
ヒメヌマエビ×
ミゾレヌマエビ〇
ミナミヌマエビ△
外来シナヌマエビの仲間×

ミナミヌマエビやシナヌマエビ類にも、個体によっては、似た透明度や体形のものが居ると思います。
「透明で、腰が曲がっていて、眼が横へ飛び出していたらスジエビ」は、水槽アクアリウム・観賞魚の世界で、
上の表の×になっている種類とスジエビを見分けるのに便宜上使われたものと思われます。
最初から、商品には成り難い種類は考えていません。
主に”商品名のミナミヌマエビ(シナヌマエビ等)”とヤマトヌマエビを、スジエビと見分けるのに使われただけです。
この商品として主要な2種は、眼が斜め前向きで短いですし、腰も平坦で、透明感も低いので、
スジエビとだけを見分けるには簡単で便利だったというだけ。
自然の川に生息する種類に使ってしまうと、無駄どころか、ひどい間違い方になります。

 

◆眼の出っ張り具合、離れ具合

特に、無条件で瞬時に「スジエビ」にされ易いヌカエビとミゾレヌマエビの眼をスジエビと比較。
スジエビとヌカエビを上から見た場合、眼の特徴だけで見分けるのは、かなり難しいです。
離れ方や角度、眼柄の細さまでそっくり。
ミゾレヌマエビは、他2種と比べて、斜め前を向き、眼柄も太く短いので、比較的分かり易いです。


目が窪んでいる種類はありませんし、出っ張り具合、離れ具合ではスジエビとヌカエビは極めて似ていて、
ここだけを見ての識別は相当に難しくなります。
ヌカエビは小さくて、普通なら出眼である事が気にされませんが、拡大するとよく似ます。
いずれにしても、「出眼=100%スジエビ」にはなりません。

 

2010/10/07 


2010/10/10 更新


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