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100円でエビの世界に迫れるお勧めグッズ

百円均一のお店にある虫眼鏡です。
100円と侮るなかれ。
透明度、倍率ともに、じゅうぶん使用に耐えます。

ぐっと迫れる虫眼鏡

100円ショップに置いてある虫眼鏡は2.5倍くらいまでのものが多いですが、
探せば3倍のものもありました。
できれば「3倍」は欲しいところです。(小窓に6倍のレンズが付属しているものもありました)
これくらいの倍率があれば、稚エビ探しなどにも重宝します。


奥が三倍(有効倍率は二倍くらい)のもの。
手前が高倍率(有効倍率は三倍ちょっと)の拡大鏡。
青っぽいレンズが多い中、
このタイプはレンズが無色なのも良い。
(キズや歪みなども、たまにありますが…^^;)

100円の虫眼鏡でも、水槽に居る白い虫がミズミミズなのかプラナリアなのか、
あるいは、ガラス面に張りついている生き物が稚エビなのかケンミジンコなのかくらいは
簡単に分かるものですので、水槽の傍に一本常備しておくと何かと便利です。
エビを飼うなら、エビや水槽と同時に購入しておくと、よりエビ飼育が楽しめます。
(稚エビの大きさも測り易いかも)

しばしば稚エビと間違われるケンミジンコ。

虫眼鏡を使えば、額角の長さも比較的分かり易くなります。
エビを横から見た場合、額角と第一触角の柄部の境目はハッキリ確認しにくいですが、
エビがヒゲの掃除などをする時、
ヒゲを下に引っ張った時などに、額角のみがあらわになるのを待てば、
柄部との長さの差などは明らかになると思います。

とてもミナミヌマエビとは思えない、
“激短”な額角を持つシナヌマエビの仲間と思われるエビ。

エビはけっこう頻繁にヒゲを顎脚でしごきますから、
しばらく覗いていればチャンスは巡ってきます。
他にも、ガラス面近くの水草に背中を向けて、
のんびりツマツマしている大型の個体が居れば、額角の長さの確認は容易です。
あるいは水面の水草の上に浮き餌を与えて、集まってきた所を上から見るのもよいかもしれません。
エビの背中側から見れば、第一触角柄部に隠されてしまうことなく額角の長さが確認できます。

 

ぐぐっと迫れる高倍率ルーペ

外見は全く同じでも二種類ありました。
最近は「二枚重ねると倍率アップ」なタイプが多いですが、
以前は、倍率の違う二枚を一枚ずつ単独で使うタイプがありました。

この拡大鏡、倍率は大きいですが、ピントの合う距離が数センチになってしまいます。
水槽の余程前面にエビが居るか、水面すれすれに居るかくらいでないと使えません。
エビを掬って浅い容器に入れればよい様に思いますが、
そんな事をすると、パニックになって泳ぎ回ってしまうので、
とても見れなくなってしまいます。

結局、エビが落ちついてのんびり食事をしているところを横から見るのが一番です。
エビが持ち逃げ出来ない大きさの餌(プレコ用餌など)を前面ガラスぎりぎりに落として観察すると楽です。
この倍率ならば、うまくすると額角の棘の数も数えられます。

レッドビーの額角のギザギザまで見れます。
赤い色素胞?も見えてしまってます。


まだ尾扇になっていない
CRSの稚エビのトゲトゲ尻尾。
天狗の団扇のような形。

これを使うと、孵化直後の稚エビの“トゲトゲしっぽ”も楽に見れます⇒【稚エビの大きさ】
さらには、エビの肛門の括約筋?が締まる様子や、ツマツマしている手の構造、
その手に生えている毛束の一本一本まで見る事が出来ます。
(お勧めは孵化直後の稚エビの顔。全然エビらしくないので笑えます。まるで宇宙人^^)
これを持っているか持っていないかでは、エビの飼育の楽しみに雲泥の差が生じますので、
是非、手に入れて頂きたいアイテムです。
たった100円で別世界に入れます。安い入場料です。

 

2005/12/18


2006/05/17 更新


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