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稚エビの大きさ

CRSの孵化直後の稚エビの大きさを言い表すのは、なかなか難しいです。

言うまでも無く、抱卵した雌エビを隔離し、稚エビが放出される瞬間を確認して、その放出直後の稚エビを掬い、
顕微鏡とミクロン単位の定規で測れば、それが間違いなく“孵化直後の稚エビの大きさ”ではあるでしょう。
しかし、稚エビを掬わずとも、それ程の根気や機材を使わずとも、ある程度の範囲には絞れると思います。
という訳で、孵化して間もない稚エビの大きさに迫ってみました。

この稚エビは孵化して数日経ってます
それでも親エビのスネ?と同じ程度の長さ

 

見える

大卵型の雌が抱えた卵の粒は、肉眼でも一つ一つが見えるくらいはあります。
卵の中に稚エビの眼が確認できる人が居たりする程度の大きさです。
雌が抱いている卵の粒が見えれば、孵化した稚エビが目で見えないという事はないでしょう。
孵った稚エビが孵った途端に縮んでしまうことはないでしょうから、
稚エビは肉眼でも見えるはずです。(視力にもよるとは思いますが)
もっとも、水草、特に葉の細かいウィローモスなどが茂っていたら、
“見えない”というよりも“探せない”場合は多いと思います。

脱皮されてしまった孵化間近の卵
稚エビの目が透けて見えます

私の場合、小卵型のヤマトヌマエビの卵や孵ったゾエアも、肉眼で確認できる大きさでした。
中卵型のヌカエビが稚エビを孵出している瞬間を見たことがありますが、
ほとんど幼稚体に近い状態のゾエアで、エビっぽさがハッキリ確認できる程度の大きさはありました。
幼稚体(着底できる)の脱皮一つ二つ手前くらいまで変態がすすんでいる様でした。
ヌカエビのゾエアは底に落ち着く事が出来ずふわふわと浮きますが、ミナミより一回り小さい程度です。
見た感じで言うと3mm程度となるでしょうか。

左)小卵型ロックシュリンプのゾエア。3mmちょっと欠ける程度はあります。
右)中卵型ヌカエビのゾエア(孵化後4,5日)。細いですが3mm超えてるかも。

孵化当日は、もう少し小さい。

大卵型の孵出の瞬間には出会っていませんが、
60cm水槽で、昨日までは居なかったCRSの稚エビ5、6匹が、
同時にボルビティスの葉っぱ一枚の上に乗っているという状態を目にしたことはあります。
エビの母親は孵出させる時に、しっかり捉まって腹肢を思いきり漕いで、稚エビを後ろへ飛ばします。
不自然に1ヶ所に集まっていた理由は、ちょうど飛ばされた直後だったのではと想像できます。
同じ飛距離で着地した着地点だったものと思います(ここに敵が居たら全滅ですね)。
ヌカエビのゾエアよりはさらに大きく、もうしっかり着底しています(ゾエアではなく幼稚体)。
この孵化まもないと思われる状態でも、すでに親エビのミニチュア版といった感じです。
全体的に色は薄い桃色ですが、良く見ると白と赤になるべき部分は、ちゃんと見分けられる、
そんな大きさです。
大卵型という看板を背負ってますから、
中卵型のヌカエビよりは更に大きく、3mmは超える印象です。

ガラスにとまっている時が、計測のチャンス!
生まれたばかりの稚エビの尻尾は、こんな感じで、
親エビでは見慣れた4枚の尾肢が見当たりません。

 

1mmではない

おとなの象を丸呑みにする生き物はいないのと同じように、
基本的に生き物は大きければ大きいほど、食べられてしまう危険は減ります。
特におびただしい数の生物が蠢くmmレベルの世界では、
ほんのちょっとでも大きければ、その分、敵は相当少なくなるでしょう。
エビには大卵型(大卵少産型)、中卵型(中卵中産型)、小卵型(小卵多産型)とありますが、
これは卵の大きさと抱える数が反比例します。
メス親の腹節に抱えられる卵の総量は、体との比率的にはほぼ一緒でしょう。
大きく育った子を少なく産むか、未熟な状態でも多数産むかが違います。
大きな稚エビの状態で産めば、天敵をかなり凌ぐことが出来、
親が棲みやすい環境のすぐ隣りにそのまま棲める訳です。
そのかわり、生息分布や生息数を大きく広げることは出来ません。
小さな浮遊ゾエアの状態で産むと、計り知れない天敵の数と、流れ任せの旅になります。
海から川に戻って来れない数も相当多いでしょう。
しかし、環境が合えば爆発的に殖える事が出来、分布域も大きく広げる事が出来ます。
この辺も、結果的に生き残る個体がどれだけ出るかという“確率”によって、
卵の大きさと数のバランスが決まってきたのだと思います。

大きく産む分、数は少ない


※このような、生き物の殖えていくための方法を、よく「繁殖戦略」といいます。
生き物の“殖える”という部分に生きる事の意義のようなものをみると、
個体数がたくさん増えた=繁殖戦略が成功!と見えますが、
これも、太陽が地球を回っている様に見えるのと同じ“みかけの動き”です。
“戦略”というと、あたかも「殖えてやるぞ!」という野心を抱いて、
前に進んでいく姿を連想しますが、
当の生物には戦略を立てたとか、成功したという意識は無いでしょう。

毎日の食事に欠かす事の出来ないコメやパン。
イネやコムギ側からすると、人間を利用して世界中に大量に子孫を残したことになり、
“繁殖戦略”という見方をすれば「大成功」です。
自然界では目立ち過ぎて、真っ先に食べられてしまうであろうCRSも、
新しいモノや珍しいモノが大好きな人間の水槽では、たくさん殖える事が出来ます。
当然ですがCRS自身には「人間を利用して、殖えてやろう・・・」といった思考は無いでしょう。
それどころか、自分が赤い事にも気が付いていないでしょう。
だから「黒Beeよりも隠れなきゃ」と思う事もなく、同じ行動をし、
簡単に見つかって食べられてしまい、生息地の川には黒Beeしか残らないのだと思います。

見渡す限りの畑にたくさん並んで植わっている大根や白菜が、
「ふっふっふ、こんなに殖えてやったぜ」と夜中に囁きあっていたらゾッとしますが、
彼等には“殖えた”という意識すら無いから安心なわけです。
すぐ隣りに自分と同じ大根が植わっている事も知らないでしょう。

映画の影響でハスキー犬が人気になると、ハスキー犬が街中にあふれます。
CMの影響でロングコート・チワワが人気になると、街中がチワワだらけになります。
しかし、これも彼等の「繁殖戦略が成功した」ということではないでしょう。
自然にしろ人為にしろ、今ある環境で結果的に殖える確率が高かったというだけの話です。
(まあ、天動説的言い回しは、分かり易いですからね・・・)



たしか、大卵型の“大卵”とは“1mmを超える卵”という意味

大卵少産は文字通り数を犠牲にして大きさを取った訳ですから(う〜ん、天動説的言い回し(^^;)
丸い卵の中に、背を伸ばした真っ直ぐな姿勢で入っているというような、
贅沢な空間の使い方はしていないでしょう。
そのような無駄をするくらいなら、最初から体を丸めて、もっと小さい卵に入れば、
その分、数を多く産む事が出来ます。
卵だけ大きくて、産む数も少ないのに、
孵った稚エビが小卵多産型以下の大きさというのは考え難い話です。
卵の中の魚もそうですが(子宮の中の人間もそうかもしれません)、
エビ達も卵という丸い限られた空間を最大限有効に使って、
ぎりぎりまで大きく育ってから外界に産まれ出てくる訳ですから、
孵化した稚エビは卵径の大きさよりは間違いなく大きい(長い)でしょう。

たしか大卵型の定義自体が「卵径が1mmを越える卵」でしたから、
長径1mmの卵の中に丸くなって入っている稚エビの大きさは、
単純に考えれば1*π(3.14)で3mmは超えるでしょう(卵は楕円形ですけどね)。
卵に入っている状態では、触角柄部や尾節は重なって巻き込んでいるでしょうから、
孵化した時に、これも伸ばすと、さらに長い数字が予想されます。
1mmという大きさは、ちょうどエビ水槽で稚エビと誤認される事の多い「ケンミジンコ」の大きさです。
ケンミジンコの中でも卵を二つぶら下げているくらいの大きさの個体が約1mm。
このケンミジンコと比べても2倍では小さ過ぎます。
3、4倍くらいが稚エビの大きさと一緒でしょう。
CRSの孵化したばかりの薄桃色の稚エビには、
うっすらですが、すでに赤白模様が塗り分けられているのが普通に確認できます。
もし稚エビが1mmであったなら、
ケンミジンコほどの体表上に模様を識別するのと同じことになり、この作業はそう簡単ではないでしょう。
稚エビの体で、ちょうど1mmの部分というと、頭胸甲の赤い部分でしょうか。

生まれたばかりの稚エビと、しばしば間違われるケンミジンコ
ガラス面などをツンツンツンと移動します。
稚エビはツマツマと採食している行動がぎりぎり見えますが、
ケンミジンコでは見えません。

ケンミジンコは卵嚢を2つぶらさげます。
ヒゲと尻尾を持つため、
これをぶら下げていないと、さらにエビに近い印象。

 

二種類ある“稚エビ”

ちなみに、孵化して間もない「薄桃色の稚エビ」とするものにも二種類あります。
一つは、尾の末端が、クマデかシュロの葉のような、細いトゲトゲで出来ているタイプ。
もう一つは、お馴染みのエビのしっぽで、尾が親エビと同じ扇状(ひれ状)になっているタイプです。
これは50倍程度のペン型顕微鏡などがあれば、水槽の外側からでも簡単に見る事が出来ます。
肉眼でも、尾の先がほっそりした稚エビがいたら、これがトゲトゲタイプです。
泳いでいる時にも、尻尾を開くことがありません(当たり前ですが)ので、見分けは比較的簡単です。
三角形に広がった尾のタイプが、ごく普通の扇状タイプです。
扇状になったタイプは、トゲトゲタイプが一度脱皮したものでしょう。
この尾の先端の形状で孵化直後(勝手に24時間以内とします)の稚エビとは簡単に区別できます。
扇状のタイプはトゲトゲタイプの稚エビよりも、0.1〜0.2mmくらい見た目の体長が長いです。
ここで題材にしている“孵化直後と思われる稚エビ”とは、尾がトゲトゲのタイプの事です。
たしか「直接発生」というと、親と全く同じ姿で卵から生まれて来る事を指すと思いましたが、
大卵少産型の稚エビは、この尾節のみがゾエアの特徴を残しているのだそうです。
尾節以外は親エビの形態と全く同じなので「直接発生」としてしまう様です。
このトゲトゲ尻尾タイプの稚エビが“孵化直後”に極めて近い稚エビなわけですが、
この状態の稚エビのなかにも、さらに段階がある可能性はあります。
つまり、孵化したトゲトゲ尻尾の稚エビが、もう一回脱皮してもトゲトゲ尻尾なのかもしれません。
この辺の確認は取れていません。
扇状尻尾タイプとトゲトゲ尻尾タイプの体長差が上述した程度なので、
孵化したばかりの幼稚体のみが“トゲトゲ尻尾”なのだろうとは思いますが、
やや体色の濃い稚エビにも、この“トゲトゲ尻尾”な個体がいるので、少々微妙です。
その場合は、なるべく小さく、なるべく色が薄い個体を「孵化直後の稚エビ」としました。

見かけの体長3.8mmくらいの薄桃色稚エビ。
ほっそりした尻尾の先にモワッとした、たくさんのトゲの集まりがあるのですが、
この写真では見えませんね(^^;
親エビのや、天ぷら、フライなどで見慣れた“えびのしっぽ”とは、大分違う形をしています

このトゲトゲ部分が扇状に変化するのか、一度消えて新たに生えてくるのかは・・・・・謎です


見かけの体長4mmジャストの薄桃色稚エビ。
尻尾は扇型に広がっています。
50倍で見ると、尾節の末端に非常に小さいトゲトゲの名残が、まだあるのが見えました。
扇型しっぽになった稚エビは泳ぎも上手いです。

※エビ君たちには、基本的に節ごとに脚(付属肢)が生えているのですが、
6つある腹節の最後(尾節の一個前)にある第6腹節には、腹肢(遊泳脚)がありません。
第6腹節には脚が無いのかと勝手に納得していましたが、
ロックシュリンプのデッカイ尻尾をよくよく見てみると(ロック君は、こういう観察には有り難い大きさ)、
扇状しっぽ(尾扇)を形成する左右2枚ずつの「ひれ」は、なんと第6腹節から生えているんですね。
腹肢が生えていないどころか、巨大に発達した腹肢(付属肢)がひれ(尾肢)を形成しているのでした。
つまり、“えびのしっぽ”は、真ん中のやや短い尾節と、第6腹節の付属肢から成っているものなんですね。
(kenkenさんのHPにも書いてありますが・・・今更ながらに納得(^^;)
アフリカンロックシュリンプのしっぽ
アフリカンロックの尾扇。
真ん中の紅白の毛が生えている節が尾節。
左右2枚ずつの尾肢は、尾節から出ているのではなく、
一つ前の第六腹節から生えています。(たぶん)

 

測ってみたら

私がガラスにくっついている孵化後24時間以内と思われる薄桃色でトゲトゲ尻尾な稚エビを、
ガラス越しに定規を当てて測った限りでは、
触角の鞭状部を除いた触角柄部先端から尾のトゲトゲの先までは、皆一様に3.8〜3.9mmくらいでした。
死んでいた稚エビを掬って測ってみましたが、やはり同じでした。
もっとも、この定規には0.5mm以下の目盛りはありませんので、それ以下は目測です。
3.7mmでは小さく、4.0mmではちょっとオーバーといったところです。
※以前、稚エビの大きさ3.3〜3.4mmくらいと記述していましたが、目盛り一つ(0.5mm)間違いでした(^^;
4mm弱というのが妥当な線、という感じです。ヒジョーにハズカシイ初歩的ミス(^^;・・・2004/01/13)。

※さらなる追記⇒「稚エビの大きさ2

 

どこからどこまでが「大きさ」?

さすがに触角鞭状部(長いヒゲの部分)は長さに加えたくないので
「見た目に体長」と思える部分を測りました。
もっともこの測り方は学術的なものではないようです。
「エビの体長」というと、眼窟(眼が出ている穴)の後ろ側のへりから尾節末端までを云い、
「エビの全長」は、額角先端から尾節末端までだそうです。
しかし額角が短いCRSの場合、第一触角の柄部(触角の付け根の太い部分)が
額角を大きく超えてしまうため、この2つの測り方だと、
素人的には、大きさを言い表すのに、どうも「しっくり感」が無いのですね。
50倍で稚エビの頭を見ても、2本の触角柄部ばかりが目立ち、額角らしいものは確認できないくらいです。
そこで「見た目に体長」と思える部分=「第一触角柄部先端から尾の末端まで」を測ったわけです。
第一触角柄部の下には可動式の「ひれ」状の部位(触角鱗片・第二触角鱗片2006・09・04追記)があり、
これは柄部を超える長さなので(しかも、さらに毛が生えている)、
ここからトゲトゲ尻尾の末端までの長さかもしれません。

眼の先で広げるヒレ(触角鱗片)
第一触角柄部より長そうです(写真はヌカエビの子)

大卵少産型の稚エビを見た時、親エビを見慣れた目からすると、
とっても小さい気がしますが、
実際に定規を当てて測ってみると数字的には意外と大きめなので、
少々残念な感じがするかもしれません。
もっとも日常的に2mmや3mmの大きさの物を測ることなどあまり無いですから、
1mm、2mmの大きさの感覚など、それほど記憶している筈もないかもしれません。
定規の端っこのミリ幅自体を凝視することも、ほとんど無いですから、
2、3mmの物体に出会う事自体が新鮮な体験になってしまいます。
私も定規で稚エビを測っている時間より、定規を探している時間の方が長かったです。

ここまで模様がクッキリなのは、孵化直後ではありません

さすがに肉眼では尾の先のトゲトゲは見難いです。
さらに触角柄部の下にある鰭状の部分に生えた毛が光線の関係などで見えたり見えなかったりもします。
長さにトゲトゲ部分を含めるのか、触角の柄部を含めるのかで1mm近くは変わってしまいそうです。
(特にトゲトゲ部分は、意外と長いですが、透明でかなり見難いので)
「3mmはあるかなあ」とすることが出来れば、結構見えた方だと思います。

かなり成長した扇状しっぽの稚エビ。
4枚の尾肢がハッキリ見えます。
扇状になったら、もう“仔エビ”かな?

100円ショップの3倍程度の虫眼鏡でも、手元にあると結構重宝しますし、
携帯用のペン型顕微鏡やルーペがあると、さらにエビの目線に近い世界が覗けます。
たまにはこういうミクロ(?)の世界で遊ぶのも面白いものです。
定規も片手に、ぜひ一度遊んでみてください。【100円でエビの世界に迫れるお勧めグッズ

※追記(2006・02・10)
ルーペを駆使し^^、トゲトゲ尻尾の稚エビを撮ってみました。

エビのしっぽとは思えないトゲトゲの集まりで出来ています。
右は水草にとまる孵化後間もない稚エビ。色も薄く見付けにくい。
CRSギャラリー06 稚エビ

 

 

稚エビの大きさについて、参考になるサイトです。
どれも素晴らしい写真や解説です。

大卵少産と小卵多産については「水際喫茶室」http://osampo1.hp.infoseek.co.jp/
が解かり易いです。■アクアリウム“SHRIMP EX〜淡水エビ”→“大卵少産と小卵多産”

CRSの卵の様子やトゲトゲの尻尾は「妃中愁也のFortune☆Library」http://ww1.enjoy.ne.jp/~selen/DL/
に素晴らしい写真があります。“熱帯魚”→“芸術品閲覧室”→“CR−S卵の成熟の様子

大卵型ミナミヌマエビの卵の様子は「えび道」http://www.geocities.co.jp/AnimalPark/7630/
キタローシュリンプに明日はあるか!?に1mmのゲージ付きで鮮明な写真が掲載されています。

孵化一日くらいのトゲトゲ尻尾の稚エビの様子は「■ GOOD AQUA ■」http://homepage2.nifty.com/solecism/
エビの壷”→クリスタルレッドシュリンプに貴重な写真があります。
卵ごと脱皮されたCRSの抜け殻もぜひ参考に。→CRS〜卵をつけたままの脱皮

エビの体長の正しい測り方はkenken's home pagehttp://www.geocities.co.jp/Outdoors/7766/
川エビ雑話」→「川エビの体」の“額角”の項目などに詳しく載っています。

「Mackey's Art Gallery with aiBo」http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/4743/
Aqua]に、孵化後24時間以内のトゲトゲ尻尾の稚エビを測った写真があります。
一ミリ単位の目盛り付き。

「エビずかん」http://homepage1.nifty.com/gebara/ebizukan/ebizukan.html
ミナミヌマエビのトゲトゲ尻尾は、一回の脱皮で尾扇になるようです。
ミナミヌマエビ

「E's Museum」
http://www5f.biglobe.ne.jp/~e-arow/
BeeShrimp」に鮮明なトゲトゲ尻尾稚エビの写真があります。


2003/12/05 

 


※追記(2005/03/26)
なんと、ミナミヌマエビの孵化の瞬間に出会ってしまいました。
抱卵雌の卵が少なくなっているので、水槽を見渡すと、
稚エビがいたる所に張り付いています。
母エビをもう一度見ると、腹肢を動かした瞬間、一匹の稚エビが飛び出してきました。
稚エビはまっすぐガラス面に向かいましたが、
ガラスがすべって留まれない。(脱皮直後のエビのように爪先が柔らかいのかも)
そこで周りに居る少し前に生まれた兄弟たちを測ってみました。
結果は、3mmは間違いなし。4mmに手が届きそうという印象でした。

実際に定規を当てて、測ってみた写真⇒【レッドビーシュリンプの稚エビの大きさ】


2004/01/13 稚エビの数値訂正
2004/03/09 追記"稚エビの大きさ2"
2004/03/11 アフリカンロックシュリンプの尾扇の写真追加
2004/05/26 リンク追加
2004/09/26 リンク追加
2004/11/09 ロックシュリンプのゾエア写真追加
2005/03/26 ミナミの孵化追記
2005/04/13 リンク追加
2005/09/04 「触角鱗片」


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