CRS(クリスタルレッドシュリンプ)ギャラリー06
 稚エビ



孵化後一日〜二日くらいまでの稚エビの尻尾は、こんなトゲトゲの集まりで出来ています。
一度脱皮すると、天ぷらやエビフライで御馴染みの「えびのしっぽ」になります。
その一度目の脱皮を迎える前に死んでしまう個体も多いように思えます。
親エビの餌への集まりが鈍るような事が起こる水槽では生存率が低いです。
この時期の稚エビはほとんど動かず、餌をつまつましている感じはあまりしません。


一度目の脱皮を迎えた頃。この時期の稚エビもきわめて弱く、
急激な換水などを行なうと、瞬く間に消えてしまうという現象にみまわれるのがしばしば。
きのう10匹確認して喜んでいたのに、今朝は6匹、夜は3匹・・・
稚エビが小さな手をチマチマと使って水草の表面をつまんで歩いていれば問題はないのですが、
一箇所でじっとしている稚エビしか見られないと環境が合っていない可能性があります。
かといって、急な換水、急な移植に耐えられるものでもないので難しい。
エアチューブを使った点滴に近い換水が有効かもしれません。

ここまで育てば、もう安心
5mmを超えた程度の稚エビ。こんな時期が一番カワイイ。まさに親のミニチュア版。
このくらいになると少々の事では死ななくなります。
水槽内にはあらゆる物に色々な微生物が付着して生きています(コケやヌル)。
稚エビはこれらを食べていますので、
特に稚エビ用に餌を与える必要はなさそうに思えます。
変に細かい餌を多く与えてしまうと、底床内に溜まって腐る可能性もあります。

(2003年春)


2006/02/01更新


前へ】【次へ

えびギャラリー目次

inserted by FC2 system