稚エビの大きさ2 『4mm超えてません?』

さらに追記です。CRSの稚エビは継続的に生まれているのですが、
最近、やたら大きいのに尻尾はトゲトゲタイプという薄桃色稚エビを見かけました。
薄桃色稚エビなのに、大きさ(例のみかけの体長)は4mmを超えていそう。
普段見慣れた貧弱な稚エビとは違い、体幅も太く、扇形の尻尾でよさそうな体格なのに、
尻尾はほっそりという、かなり発育の良いトゲトゲしっぽ君でした。

そこで一つ考えたのですが、
最初に卵を産み始めた2cmの雌と、もう何回も産卵経験をした3cm近い雌では、
卵の大きさに若干の違いがあるのではないでしょうか?
エビは相似形で大きくなります。目も脚も尻尾も甲羅も、同じ比率のまま単純に大きくなります。
とすると、雌の産卵口も、体の成長に合わせて大きくなるのでは?と。
たとえ産卵口が1.5倍になったからといって、
簡単に内臓的な卵巣や卵まで大きくなるとは思えませんが、
大きな卵を産む事自体は可能になるわけです。
1mmの卵より0.1mmでも大きければ、円周や体積は、かなり増幅されます。
卵を大きく産む事によって生存競争を有利に通過してきた大卵型ですから、
すでに十分生存率確保に余裕があるだけの卵の数を産める大型の雌では、
より大きな卵を産む事で困る事はなく、さらなる有利な条件を得られるのではないかと。
まあ、データは収集していない、完全な推測ですが(^^;。


※最近生まれてくる大きな稚エビを、ガラス越しに測定。
やはり4mmジャストありました。
この前見た異様に巨大な薄桃色トゲトゲ尻尾稚エビは、何mmだったのだろうか。
(雌自身がフルサイズで、もう体が大きくならない分、卵に栄養が回り過ぎてるのかな?)

2004/03/09 

参照⇒レッドチェリーシュリンプの抱卵
レッドチェリーシュリンプの小さなママさん達が、
大きな卵を数少なく産んでいる写真。
産道の太さや、産卵口の大きさは卵のサイズに影響しないかも。
参照⇒CRSの産卵シーン
卵は非常に柔軟に伸びて産道を通っていきます。(追記2006・04・21)

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