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エビ水槽の生き物04
ちょっと迷惑な方々


イカリムシ

ヨシノボリに寄生している2匹のイカリムシ。

魚に寄生しているのを何度か抜いた事がありますが、
「錨虫」とは良く名付けたと思う形の頭で、
魚に突き刺さっています。
http://www8.plala.or.jp/konplala/an18.htm
錨部分が良く写っています。

写真では二股に分かれた部分がありますが、
これが卵嚢だそうです。
イカリムシはエビと同じ甲殻類の仲間で、
よく稚エビと間違われることで御馴染みの、
ケンミジンコに近い生き物だそうです。
たしかに卵嚢を2つぶら下げるあたりはソックリです。

この写真の2匹、
同時に卵を孵化させた後、ヨシノボリの背中から消えてしまいました。
おそらく寿命をむかえたのでしょう。
しかし、それからが大変。
水槽に居るヨシノボリが全員カユカユ病です。
孵化した子虫がヨシノボリの体表に取り付いているようです。
体をこすり付け過ぎた為か、肌が荒れて死亡してしまう個体も出ました。


養殖業に被害が大きいからか、よく研究されています。
http://www.echigo.ne.jp/~koi/b1/ks012.htm
http://www.yoshiwo.jp/sick/s02016.htm
駆除薬は当然エビにも効いてしまうと思います。
ちなみに、同居している雄スジエビ一匹には、なんの変化もありませんでした。
ヨシノボリが痒がっている後半で脱皮をしたのですが、
そんな柔らかい状態でも寄生される事はなさそうです。
さすがに甲殻類の甲羅には刺さらないのかもしれません。

2006/09/21

 


 


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