下の写真、上側のエビの腹節の下に、
小さな黒い点が五つ並んでいるのが分かると思います。
この五つの点があるのがオスです。
↑下側の写真を見ると、点は腹肢に一個一個ついているのが分かります。
腹肢を畳んでいる時は等間隔で規則正しく並んでいますが、
写真のように腹肢を動かすと、ずれてしまいます。
スジエビの雌雄判別は容易です。
下の写真、上側のエビの腹節の下に、
小さな黒い点が五つ並んでいるのが分かると思います。
この五つの点があるのがオスです。
↑下側の写真を見ると、点は腹肢に一個一個ついているのが分かります。
腹肢を畳んでいる時は等間隔で規則正しく並んでいますが、
写真のように腹肢を動かすと、ずれてしまいます。
白い矢印で示した部分が「点」
これが明瞭に並んでいる個体が♂です。
下の写真はスジエビのメスです。
スジエビの雌には、腹節の下側に「ハ」を重ねたような、
） ）（ （ ←このような模様があります。
雌には、腹節の甲羅が下に伸びて、卵を包み込む空間が作られますが、
その卵を包む甲羅の部分に、この模様があります。
ですから、卵を抱かない雄にはこの甲羅がなく、この模様もありません。
この４本の線は、写真の個体のように、
卵を抱いていない比較的スリムな体型の♀個体にもありますので、
未成熟の若い雌なのか、雄なのかの混同はありません。
このスジの有無のみで雌雄が分けられます。
抱卵した♀は、他のエビと同様に、腹節の下側が大きくなります。
それと同時に、この四本線も延びますので、
益々見分けは楽になります。
参照⇒【スジエビの交尾失敗から無精卵脱卵まで】
2006/09/14 岩