ヌカエビ(ヌマエビ北部-中部群)の模様の特徴 「ギャラリー01」
ヌカエビ(ヌマエビ北部−中部群)の抱卵個体です。
黒い色素胞が集まって模様を形作っている部分。
そして、その周りの色がない部分。
その色のない部分にある赤や黄色の点。
それらが、一見不規則に並んでいる様に見えます。
別の角度から見た状態。
模様の中では、黒い点が集まった部分が目立ちます。
周りに色がないので、より浮かんで見えます。
他の種類のヌマエビ類でも同じ現象ですが、
模様の黒い色素と白い色素は互いに「仲が悪い」という状態が見られます。
黒い点は、白い点を避けて配置されます。
白い色素は周囲に模様のない部分を多く取る為、
このような模様配列が生まれる様です。
特徴的な模様の部分を拡大して見たところです。
金属的な光沢を放つ点が配置されている部分を避けて
黒い色素胞が配置され、独特の紋様を作っています。
この黒い色素が集まった部分を塗りつぶすとこうなります。
その左側の部分も含めた模様はこんな感じになります。
この左側の部分は、模様の薄い個体では比例して薄くなりますから、
右側の密集した部分のみが見える事になります。
この辺りは、個体差や加減があります。
2007/11/22 岩