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〜エビ水槽の住人〜ヒドラ畑


ガラス面に何やら枯草色のものが増えていました。
珪藻にユスリカの幼虫でも付いたかと
特に気にもしないで居ましたが、
良く見ると全部ヒドラでした。

ちょうど、流れがガラス面に当たる部分で、
見事に長い触手をたなびかせています。
御互いの刺胞で刺し合わないのか不思議なくらいです。
ここまで殖えたのは初めての出来事です。


ミゾレヌマエビの抱卵個体が増え、それがゾエアを孵出した頃から、
加速度的に殖えました。
大増殖の原因は栄養豊富なゾエアが大量に供給された事だと思います。
流れのある部分に殖えているのは、居ながらに食べ物が供給される為です。
ゾエアを確保して育成したい場合には注意が必要な生き物という事になりそうです。
親エビたちも、この生き物の「チクッ」には悩まされているようです。
触れた瞬間に飛び退いています。


その後、6匹ほど野性のクロメダカを入れたところ、
なんとクロメダカがヒドラを咥えていました。
「はふはふ」しながらヒドラを飲み込んでいます。
メダカの稚魚には被害がある生き物ですが、
親メダカには栄養源のようです。
エビには消灯後に餌を与えているので、
昼間のメダカは常に空腹状態。
目の前にいっぱいぶら下がっている太ったヒドラは御馳走に見えるようです。
これを食べて毎日産卵までしています。
しかし、その卵はエビのツマツマラッシュに遭うようで、
稚魚は拝めません。

さすがにメダカだけでは食べきれないヒドラでしたが、
その後、ミゾレヌマエビのゾエア放出が一段落した為なのか、
元気を失っていき、突然減り始めました。
経験上のヒドラは、大体どっと殖えてどっと減るというパターンですが、
今回もそんな印象です。
これをメインに飼っている方も多いようですが、
結構、意識的に維持しようとすると大変そうです。
逆に、小卵型のエビとの相性はバッチリ。
ブラインシュリンプの確保が要らないのは楽な飼育方法かもしれません。

 

2008/07/02

 

関連⇒【エビ水槽の住人〜巨大ヒドラ

関連⇒エビ水槽の生き物02

ヒドラに詳しいページ↓
http://rc28092.rc.kyushu-u.ac.jp/kobayakawa/

 


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