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シナヌマエビ類(商品名ミナミヌマエビ)とヌカエビの模様比べ


ヌカエビの模様
 
旧ヌカエビ(現在は旧ヌマエビ大卵型と共に『ヌマエビ北部−中部群』という暫定名称(?)です。
ヌカエビの模様は単純です。


葛飾北斎の『波裏富士』のような模様がよく目立ちます。
詳しくは⇒【ヌカエビの模様の特徴

 

シナヌマエビ類(商品名ミナミヌマエビ)の模様
 
外来種シナヌマエビ類(商品名ミナミヌマエビ)の模様は、ヌカエビに比べてかなり複雑です。
模様の傾向はどの個体もほぼ共通。
隙間部分と模様部分が作る地図、あるいは図形といったものの傾向を見れば、
ヌカエビの単純な模様とは共通性が低いのが解かります。


老成してきた雌は、このような感じ。
模様の隙間が埋まって行きます。

 
雄は、雌の模様の濃い部分だけが残ったような模様に成りやすいです。
上記で黄色い円にした部分の濃い模様と白く抜ける部分です。

日本の河川に移入された外来種シナヌマエビ類の模様は、このような傾向の種類が多い印象です。
ヌカエビとは模様が全く違うので、ここだけ見ても別種と分かると思います。


この模様の傾向はレッドチェリーシュリンプも共通。
黄色い円の中の白く抜けた部分とその間の濃い部分の位置関係が一緒です。
詳しくは⇒【シナヌマエビ類(商品名“ミナミヌマエビ”)の模様の特徴


白黒写真で見ると、模様のある部分と、模様のない部分の作る地図の違いがよく分かると思います。
この図形の位置関係を比べれば、苦労せずに2種を見分ける事が可能です(特に大型のメスの場合)。

 

2009/06/06


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