ミナミヌマエビ・ギャラリー02(卵巣&抱卵)


肉眼だと、もっとツブツブがハッキリ見えます。
産卵間近のメスです。よく見ると背中の卵巣に卵のつぶつぶが確認できます。
ミナミは交接に対するオスの執着心がきわめて高く、産卵前脱皮した雌は100%産卵していました。
エビは交接が行なわれない限り産卵しない、つまり、無精卵による脱卵は無いようです(参考⇒ヌマエビ類の交雑について


粗食に耐え、何でも食べます。稚エビの生存率もたいへん高く、止水での飼育も可能でした。
水面に浮く餌も逆さになって食べるほどですので、残餌を気にせず様々な餌の投入が行なえます。
夏の暑さにも極めて強く、ヌカエビが連続死するなかでも平気で抱卵し続けました。逆に水温15度でも産卵します。

孵化間近の卵は、なぜか緑色。
あまり小さな水槽で殖やし続けると、オスの精力の高さが災いして、脱皮直後のメスが死ぬ事が多くなります。
稚エビ、仔エビ、特に抱卵メスが常時見られるようにオスの個体数を調整して、過剰交接によるメスの死亡を未然に防ぐ
ようにします。雌雄のバランスが一度崩れると加速度的に雌が減ります。水槽の平和には「亭主元気で留守が良い」です。
(参考⇒エビの共食いについて

※ここで取り上げている“ミナミ”は、観賞魚店での購入もの(シナヌマエビ類のミックス)です。⇒【本当にミナミヌマエビ?


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