ミゾレヌマエビに関して、以前から気になっている事がありました。
それは、自分が昔から馴染んでいた“ミゾレヌマエビ”とは全く形状のちがうエビが、
同じく“ミゾレヌマエビ”としてウェブ上に登場する事です。
ペットショップ、熱帯魚ショップ、鑑賞魚店などで御馴染みのミゾレヌマエビは、
透明な体に白い点が無数に散りばめられたエビ。
殊更に美しいというほどではありませんが、地味という訳でもなく、やや可憐なあたり。
ヤマトヌマエビほど大きくなく、性質も温和。
華奢な印象の割りに案外丈夫で、寿命も比較的長い。
古くから“ミゾレヌマエビ”の名で親しまれているエビ。
それに対して、現地採集個体を掲載しているサイトのミゾレヌマエビは、
白点は目立たず、体は赤褐色、背中は太い縦縞が一本通る個体ばかり。
体質についても丈夫という印象は持てない表記。
アクア雑誌やWeb上にも
ほとんど登場しない“もう一つのミゾレヌマエビ”のオス
こちらは、その“もう一つのミゾレヌマエビ”のメス
疑問を頭の片隅に置きながらも、
地域変異か雌雄差、完熟雌あたり?などと勝手に納得して、
大きく疑う事もなくミゾレヌマエビと思っていましたが、
あらためて調べなおしてみたところ、
このふたつは別種だという線がかなり濃厚になりました。
4.ミゾレヌマエビとヌマエビの見分け方(模様の規則性から見た見分け)
5.ミゾレヌマエビの特徴(ミゾレヌマエビの模様の特徴を更に詳しく見てみました)up!2007/11/17
ミゾレヌマエビ・ギャラリー
ミゾレヌマエビ(本物)の写真を色々な角度からたくさん撮ってみました。
こちらのミゾレヌマエビの項目へどうぞ。⇒【エビ・ギャラリー】
2005/07/21 岩
※追記(2007・03・25)
ヌマエビ大卵型、ヌマエビ小卵型、ヌカエビ、ヌマエビ南部群と、
ヌマエビ属に混乱した印象がありましたが、
遺伝学的な分類がなされているようで、
すでにスッキリしていたようです。⇒【ヌマエビ・ヌカエビの新事情】
2006・02・26「ミゾレヌマエビとヌマエビの見分け方」を追加
2007・11・04 さらに詳しい模様の特徴追加
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